JAPANESE
GARDEN
庭園

景色、音、香り。
五感で楽しむ庭へようこそ。
約一万坪の優雅な日本庭園を
ご案内いたします。

■半べえ庭園のご利用について
お客様各位 平素より、半べえ庭園をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
長年にわたり”つつじの名所”として親しんでいただいておりました、つつじの山「聚花山」は、
2018年の西日本豪雨災害によって被災し、甚大な被害を受けたため、同年をもって閉山いたしました。
現在、半べえは、日本庭園と飲食施設によって、営業させていただいております。
「半べえでお食事や喫茶をご利用のお客様」に庭園を楽しんでいただいており、現在は入園料を頂戴しておりません。
また、当方の協力業者以外のプロのカメラマンによる撮影行為はお断りさせていただいております。

何卒、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

庭園マップ

名称をクリックすると、
詳細をご覧いただけます。

写真:聚花山

①聚花山(しゅうかざん)

半べえ庭園の南東側、花と緑あふれる標高48mの自然の丘陵。山頂付近までなだらかな遊歩道が整えられ、花を見ながら散策もできます。昭和初期、創設者・金井半が全国から取り寄せた約十万本ものつつじを全山に植樹。以来80年間育成につとめ、いまや300種類を越える様々なつつじが毎年春の聚花山を彩ります。しだれ梅や山茶花も咲き、「たくさんの花が集まる山」という意味をこめて「聚花山」と名づけられました。

写真:林泉の庭

②林泉の庭

約300年前、江戸時代中期に作られた林泉式庭園で、しっとりと落ち着いた趣があります。昭和42年に一部改築。樹齢350年の楠のご神木と二つの滝があり、傍らの洞からは霊水「延命の水」が湧き出ています。二つの茶室を控えています。

写真:聚花山(しゅうかざん)の庭

③聚花山(しゅうかざん)の庭

聚花山を借景とする池泉回遊式庭園で、作庭家・重森三玲氏が手がけました。日本古来の伝統の中に、現代の斬新な感覚が盛り込まれた庭園です。

写真:茶室「紅霞亭(こうかいてい)」

④茶室「紅霞亭(こうかいてい)」

江戸時代後期に建てられた書院式の茶室で、金釘を使用せず木釘のみで手間ひまかけて作られています。「紅霞亭」の名は、秋に部屋から眺める聚花山の紅葉が霞にかかっているように美しく見えるところからつけられました。

写真:茶室「聴松庵(ちょうしょうあん)」

⑤茶室「聴松庵(ちょうしょうあん)」

平成7年建築の数奇屋づくりの茶室。「聴松庵」とは「松風を聴く」という意味で、茶釜の湯気が、松が風に揺られているような音に聞こえてくることから名付けられました。

写真:延命の水

⑥延命の水

奥行き20mの横穴から湧き出る水は枯れることなく、昔から延命の水として尊ばれています。

写真:水車の庭

⑦水車の庭

聚花山へ続く遊歩道沿い、古来から池庭に回る水車の音が和やかさを誘います。昭和59年に一部改築、重森三玲氏のご子息で作庭家の重森完途氏が手がけています。

写真:ご神木(幸せの木)

⑧ご神木(幸せの木)

茶室の傍らに立つ樹齢350年の楠の老木。庭園の守り神のように静かに佇んでいます。そっと幹に触れると、幸せの力を分けてもらえた気持ちがします。

写真:織部灯籠

⑨織部灯籠

茶室「紅霞亭」の露地にあり、戦国時代の武将で茶人の古田織部が考案したため織部灯籠といわれます。竿に地蔵尊に似せたキリスト像の浮き彫りがあり、別名「キリシタン灯籠」とも呼ばれます。

写真:琴柱(ことじ)灯籠

⑩琴柱(ことじ)灯籠

日本三大名園・兼六園の灯籠と同じもので、7/10サイズです。三股の竿が琴の糸を支える琴柱に似ていることからこの名があります。

写真:島

⑪島

聚花山の庭の池の水中に石組みを立て、島に見立てています。池の真ん中の島が不老不死の仙人が住むといわれる「蓬莱島」。その他、長寿を表すめでたい「鶴島」「亀島」や「出島」を配しています。

写真:薬研(やけん)大井戸

⑫薬研(やけん)大井戸

六角苑の手前に東西南北の方向を示した大井戸があります。字の彫り方が薬研彫といい、断面をV字形に彫り込んだものです。薬研とは漢方薬を調合する際、生薬を粉に挽くために用いられた器具を言います。

写真:龍門の滝

⑬龍門の滝

聚花山の庭の深部にあり、滝を登る鯉の姿を表した添え石に水がとうとうと流れ落ちます。鯉が黄河上流の滝を登りきると龍になるという中国の故事にちなんでいます。

写真:座禅石

⑭座禅石

椅子のような形には美しい景色を座って眺めるという意味があります。ここからは林泉の庭を身近に味わうことができます。

写真:水琴窟

⑮水琴窟

仏像を彫り込んだ四方仏の手水鉢の形式です。琴のような美しい音が響きます。